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平沢進 Interactive Live Show 2022 ZCON感想

■じつに2年ぶりの生ヒラサワ

去る3/25(金)、有明にあるガーデンシアターにて開催された平沢進のライブ

「ZCON」に参加しました!


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会場そばの電光パネルにはその日ライブする人が映るらしくて、こんな不穏な表示。

(なお、日中は商業施設内のBGMも平沢の今般の新譜がエンドレスでかかっていたらしい。夕方の開演直前に会場に向かったので聞けなかった…)

コロナ禍のただなかでもあり、チケット譲渡のtweetも目立っていたが、会場に着いてみればなかなかどうして壮観。アリーナから4階上のバルコニー席まで満艦飾じゃないの。わたしもその一人だけど、ここにいる一人ひとりが現在の情勢やコロナの不安やいろんなことを勘案して、悩んだうえでここまで集ったんだと思うと、柄にもなく胸があつくなった。みんな平沢すきなんだな…。わたしもやで…。

 

わたしの席はアリーナの左翼中央付近だった。最前列で師匠をでっかく見たいという欲望はそんなにないので、いい席ではないけど、特別悪くもない。

できたら会場を広く見渡したかったが、アリーナは床に傾斜がないので前方に背の高い人が来たら死ねる。

ライブ自体のレポは他のファンが死ぬほど詳細に書いてくれているので、ここではセットリストを備忘録的に挙げるにとどめる。

1 COLD SONG

2 TRAVELATER

3 LANDING

4 消えるTOPIA

5 クオリア

6 燃える花の隊列

7 転倒する男

8 幽霊列車

9 論理的同人の認知的別世界

10 BEACON(INTRO)

11 TIMELINEの終わり

12 ASHURA CLOCK

13 BEACON

14 記憶のBEACON

 

■ライブ雑感

〇今回は結構師匠以外に脇侍のSSHOとTAZZの動きも見てたんだけど、TAZZの動きがいちいちセクシーでかっこよかった。弦楽器ひくときの手つきがいやらしすぎる。やっぱり楽器ひく男の人って姿がいいよね。顔一回も見たことないけど今更ながらファンになっちゃった。盛り上げ方もよかった。

〇ところで今回キャスト多かったね??

〇中村ルビイさんは初めて見た。パフォーマンスも衣装もかっこよかったな。

〇ピエロのテンションどうなってんだこれと思って聞いてたら途中からアレ…?この声…?ってなってクレジット見たら案の定御大だったとき。どういう顔すればいいか分からなかった。すごいノリノリで録ったんだな…今まで作ってきたイメージとかいいんか?これ…

〇レーザーハープ弾くときに師匠が新手の振りつけを披露していた。手をゆっくりくねくね動かしていたのがますます仏みを増してた

「大馬鹿者」はい

〇今回は3公演もあるからかアンコールなくて残念だった…

「もう大丈夫ですよ、安寧の人」はふつうにしびれたよね

 

■しかしてライブの結末は

今回はインタラだったので会場からのCALLで分岐を選ぶ箇所が数か所あったのだが、初日らしくことごとく失敗した

全部間違った選択肢を選んだので、曲を最後までやってくれないかもと思ったが、セットリスト自体は新譜をすべて網羅しており、バッドエンドでも演奏はしてくれる仕様っぽい。

最後めちゃくちゃ高い下駄をはかせてもらって最後の曲を演奏してくれて、会場一同心の中で冷や汗を流した。

グッドエンドは千秋楽組がきっちりクリアしてくれたので良かった。

 

■孤独に歩め悪をなさず、求めるところは少なく(または、試合のあとのおたのしみ)

昔はライブのあとのTwitterオフ会とかよく行ったものだけど、今はコロナ禍でもあり飲み会はためらわれる。というかそれ以前に馬骨界隈とのネットでの交流がもう全然ない。

数年来新譜は買ってそのままになっていたくらいの熱量だったせいもある。ネットから入った新参骨の皆さんの熱量とかキャーヒラサワーみたいなテンションにもう全然ついていけないのよ。以前は平沢カラオケオフも数人だけで成立したけど、いつの間にか数十人単位になってるし。一回参加したら全然歌えないからつまらなくなって行かなくなった(そもそもコロナ禍だからカラオケオフも随分開催されていないだろうな)。

さりとて20年30年選手のような含蓄を身に付けているわけでもないから古参顔もできない。

そもそも平沢は、わたしにとってはアイドルとかイケオジミュージシャンとかそういうのじゃない。本尊とか氏神とかそんなかんじの存在だった。ふとした時にそっと拝む神さまとか守護天使みたいな感じ(最近のTwitterでの頻回な不穏発言で、ちょっと人間的にどうなのと思わなくもないけど)。いつの間にか、平沢の音楽を聴いたりライブに参加したりするにあたり、自分と平沢以外の存在を必要としなくなっていた。ライブのあとで「あの曲良かったね~」とか「デストロイかっこよかったよね~」とか言い合う必要性をまるで感じなくなってしまった。

わたしがしびれたデストロイとあなたのしびれたそれは、同じ会場で同じ瞬間に聴いたけれどもその瞬間にそれぞれ個別具体的な体験に還元されたので、同じ体験ではないんですよ、みたいな…わかりますか?

だからわたしが心の中で「あの曲良かったですよ…」とか「デストロイしびれましたよ…」と平沢に向かって語り掛ければそれで十分なのだ。

こういうのを同担拒否というのかもしれない。

 

さてライブのあとのおたのしみ。

会場を出たすぐ横にわたしのだいすきなキリンシティがあったからもう入るしかなかった。

www.kirincity.co.jp


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三度の飯よりすきな生ハムで一献。


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ザワークラウトも大好物。

一緒に飲んだビアカクテルのパナシェがおいしかった!

 

最後に、当日の感想(直後にtweetしたもの)を貼っておきます。

しばらくライブから時間があいたけどいまも気持ちはこの時とあまり変わってない。