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東北の東山魁夷(失礼):大山忠作美術館『常設25期 描かれた動植物』展

■大山忠作美術館の「常設25期 描かれた動植物」展を見てきました。

 

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www.nihonmatsu-ed.jp

 

電車で来れるから便利だね!近くにこんな場所があったなんて…

ねこたちのおうちからもすぐにゃ~。

二本松市大山忠作美術館は、福島県二本松駅のすぐそばにある「二本松市市民交流センター」の3階にあるちいさな美術館です。

日本画家であった大山忠作氏の生まれ故郷であることから、二本松市に設置されています。

入口。中の広さは武道場くらい(そんなに大きくない)。

ちなみに内部は撮影禁止。

画風はふんわりしたタッチで、ちょっと東山魁夷に似ている。

コイの絵が一番有名にゃ

東山魁夷も好きだからかこの画風、好み!

 

常設展では人物や風景など、会期ごとにテーマを設定して、絵を選んでいるらしい。今回は動物だった。

半分くらいがコイ。

(ホームページのトップバナーをイメージとして拝借)

大山氏のコイは、あたまがくるんとまるまっちくって、ウロコの陰影の立体かげんなどはとてもリアルで、まるで本当に目の前に泳いでいるかの如く。エラブタのふちが少し色が薄くなっているところとか、光沢感があっていいし、あと、しっぽ!しっぽがかわいい。

コイは濁った池にいることが多くて、頭以外はそれほどよく見たことないけど、本物もこんな感じなんだろうか?

しかし、目は適度に戯画化されて、魚の目の生っぽさや気味悪さがやわらげられているからか、近寄ってみてもぬいぐるみみたいに愛らしい。

(大山製コイの抱きまくらぬいぐるみ… あったらかわいいな…)

クジャクの絵もあった。

ピーコックグリーンがふわっとしてて、とにかくもう色がかわいい。(語彙力…)

寒色系もモダン。

こういうさびしいけど優雅な青の使い方見ると、斎藤清を思い出す。

(こちらも、福島県出身の版画家です)

昭和時代の日本画っていいよねえ… 見ていると、いつもなぜかとってもノスタルジックな気分になるんだよ。

そういえば、訪れたときに偶然にも大山忠作100周年記念のお琴のイベントをやっていて、ものすごく典雅な雰囲気(BGMが生のお琴…( ´_ゝ`))での鑑賞となりました。

なぜお琴だったんだろう…日本画だからかな…

 

■おまけ:本日の旅ごはん

1階に、浪江町から避難されてきたと思われる、なみえ焼きそばのお店「杉乃家」さんが入っていました。

市民センターの中のテナントだけど、味は本格派!

店内もきれいであかるい。

17時の開店直後に注文して待っていたら、地元の常連さんらしきおっちゃんが入ってきて賄いのおばちゃんと打ち解けた感じで世間話を始めた。

地元で愛されているんだなー。

なみえ焼きそば(普通盛) 700円。

ソースが濃くておいしい!麺はうどんみたいに太くてもちもち!器も、大堀相馬焼だね♪

ねこの好きなもやしがいっぱいで、うれしいにゃー!

ちなみに普通盛だと腹8分目ってかんじ。

ビール付き1000円のセットもあるぞよー

(味が濃いからビールぜったい合うと思う)

今日は地元の美術館めぐり、楽しかったね!焼きそばはまた食べに来たーい!近くにはラーメンで有名な「若武者」もあるんだって♪

今度は郡山市の美術館でも面白そうな展示がやってるにゃから、行ってみるにゃ!